「ヌメリから始まるハブ。」
現代人の生活というのは、もはや「USB」中心に回っていると言っても過言で無いと思うわけです。
携帯から始まって、最近の電化製品の先っぽには大体USB付いてますでしょ。
ここシンガポールでも、街中がUSB一色でしてね。
一体どうなってんだと。15年前にUSBなんて言うてたかと。
それがUSB憶えた途端に、どいつもこいつもUSB、USB言いやがってと、
一人不満を噛み潰しておったんですがね。
ところが日に日にUSBの波がすごくて。
ウネリが強い、高い、速い。。
気付いたらあっという間に飲み込まれてまして、今や家ん中、主にUSBですよ。
リビング、ギッシリUSBですよ。
今度USB専用の小部屋作ろうかと思ってるぐらいで。
来週からUSB担当のメイドさん雇おうかと思ってるぐらいで。
そうなってくると買いに行くものは一つですわ。
かつて家電が一つ一つ増えていった頃、誰もが買いに走りましたね、タコ足コンセント。
それが今や、USBハブを買いに走る時代ってわけです。
時代の移ろいってもんです。
ただそれが日本なら、我らがニッポン国ならば、それで問題は解決するのです。
家電量販店なりでUSBハブを適当に買ってくりゃ、それで問題は解決するのです。
しかしここは言うても東南アジア。いくらシンガポール言うても、東南アジアです。
大体分かりますね。
先週隣町で買ってきたやつは何をどこに刺そうがウンともスンとも言わない、
つまり中の回線が繋がっていない珍しいタイプのUSBハブだったもんで、
本日電気屋さんに持っていって、「中の配線が繋がってるUSBハブ下さい」と説明して、
何とか別の種類のものに代えてもらったんです。
ところがどっこい、家帰って、フタ空けてビックリしたんですけどね。
買ったばかりのUSBハブ、ヌルッヌルなんですね。
そんで触った手が真っ黒になるんですね。
写真の通り、ひどいんですね、黒ヌメリが。
いやまさかね、電化製品買ってきて、黒ヌメリの除去から始まるとは思いませんでしたよ。
黒ヌメリって、どちらかというと電化製品の大敵でしょ。
それが購入時にセットで付いてきてますから。
いいかげん僕の感情爆発しそうになったんですけどね、
「いや・・・、これは電化製品ちゃう。俺は今日、ウナギ買ってきたんや。これは一匹のウナギや。最近値段が高騰してるウナギや。有難い話やないか。そしたら黒ヌメリ取るん、普通や。なーんもおかしなことあらへん。」
そう言い聞かせて何とか感情抑えましたけどね、ほんまビックリでしたね。
ま、ヌメリ取りきってみたら、無事配線は繋がってまして、なんとかUSB問題は解決したんですけどもね。
だから今度ハブ買う時は「配線が繋がってて、ヌメリが少ないハブ下さい」って
言うた方がええかなと思ってるんです。
日本やったらそんな説明おかしいかも知れんけど、こっちではその辺りちゃんと説明せんと、
「配線の繋がっていない、ヌメリ付きのハブでオッケーの人」と思われますんで。
皆さんも是非気を付けて下さいね。
ほなまた来週か再来週。。。(多分11月2日)