「2年目に突入。」
気付けばシンガポールで働き出して2年が経ちました。
それにしてもなんで俺シンガポールで働いてるんやろって感じで。
よく聞かれますけどもね。「なんでシンガポールに?」って。
いくらでもそれらしい答えは作り出せるんですが・・・、
ただ最終的には直感的なもんから来てますから、説明出来るようで出来ないもんだなーと
つくづく思うんですよ。
それにしても、なんで難しいんやろかと改めて考えてみたんですけどね、
結局、仮に誰かが僕と同じような考え方をしても、同じ行動をとるとは限らんわけですから、
行動の根っこってのはもっと別のところにあるわけです。
そんで、それがいわゆる“性格”ってもんだろーなと思うわけです。
つまり「こんなこと、あんなことを考えたので、シンガポールに来ました」ってのは、
実はとても断片的なんですわ。
芥川龍之介の言葉に「運命は性格の中にある」ってのがあるそうですけども、
まさにそんな気がしております。
つまり、直感的に出した答え、論理的に出した答え、感情的に出した答え、
置かれた環境に求められる答え、親が期待する答え、異性に受ける答え、
尊敬する人が出すであろう答え、などなど・・・・、
何に対しても無数に考え方とか答えは出せるわけで、結局その人がどれに反応するかは、
性格によって変わってくるわけですね。
(僕の性格では「直感的に出した答え」を選ぶことが多いようですけども)
では、自分の性格と、考えたことをセットで説明すれば良いということになりますが、
自分の性格、人に説明できるほど良く分かってません・・。
つまり、過去の自分の人生の選択を、後になって言葉で説明することってのは、実は
すごい難しいことってわけです。
そもそも人に説明しようとするとどうしても分かりやすく付け加えたり、省略したり、誇張したり、
美化しようとしたりしますからね。
人間、無意識なのも含めて、とにかく嘘ついちゃうもんですから。
というわけで、2年経ってみて、「なんでシンガポールにいるの?」という問いに対して
自分なりの回答を書いてみようとしたんですが、真面目に考え過ぎたからなのか、
驚いたことに・・・、
なんと・・・・・、
よく分かりませんでした。
そんなわけで、次回は10月26日(日)に更新します。