harutanaoki's blog

シンガポール在住 春田直樹の日記

「こりゃむつこい。」

先週に引き続き、映画をポチポチっと観てましたんやけどね、itunesで観られる映画は

相変わらず限られてましてね、ここ最近の気になる作品はほとんど入ってないというのは正直なところ。

であれば、過去の作品に遡るしかあるまいということで、迷い込んだのがこの作品。

夏目雅子主演、「鬼龍院花子の生涯」。

地元の高知が舞台で、全編に土佐弁が充満しております。

 

ちなみにこちらの予告編、夏目雅子が仲代達也に強引に衣服を剥ぎ取られながらも、

「やめとーせ、やめとーせ」と絶叫する、作品中最もヘビーなシーンから始まります。

おしぼりも、水も出てない内に、メインのステーキ出てくるパターンです。


鬼龍院花子の生涯(予告編) - YouTube

 

ま、観終わった感想としては、とりあえず「むつこいな・・」と。

「むつこい」というのは、土佐弁で、濃厚、こってり、という意味ですが、

いろんな意味でむつこいなと。

 

土佐弁にしても、相当にむつこい。

親分役の仲代達也は宇佐という海辺周辺の育ちということを考慮しても、むつこい。

リアルにこのレベルの土佐弁を聞いたことがあるのは、港で父親が年季の入った漁師と会話してる時のみ。

 

ちなみに、予告編開始20秒前後で、海辺の石垣の上で仲代達也が決闘しているシーンが映ると思います。

よく観て頂ければ分かるかと思いますが、相手は刀を振り回しているのに対し、仲代氏、

なんと上着を振り回しております。

リーチは同じだーっ、与えるダメージはてんで違うけどーっ、なんつって。

ネタバレの範疇に入らないと思いますので決闘の結果を申しますと、仲代氏、勝ちますコレ。

刀を振り回す男に、上着を振り回す仲代氏、勝ちますコレ。

古代オリンピアから連綿と続く格闘技の歴史、一気に塗り替えましたコレ。

 

いやーそれにしても、夏目雅子の存在感が凄かったというのが正直なところ。

仲代達矢、岩下志麻、夏木マリが異常なまでのギラツキを見せる中、フワフワーッとした夏目雅子が、

フワフワーッと全部持っていくのである。

途中、日本男子の憧れ、辰ちゃん(梅宮辰夫)も出ているのですが、時間も短くエキストラ同然の扱い。

それがプライドを傷つけたのか、あの頃から少しずつ我らが辰ちゃんはグレ始め・・・

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「皆さん!大きくなったら何になりたいですか」と大人に聞かれても、

死んだような表情で煙草を吹かしながら、

「はい!総理大臣です」と答える、実にスレ切った青年になってしまったのである。

その後間もなく、俳優業に終止符を打つ、というわけですな。。

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そんなわけで、最近の映画は妙にパターン化されてるなーとか、面白いけど何か足りないなーと

感じられている方は、是非「鬼龍院花子の生涯」、ご覧になってみて下さい。

どこか浮世離れした夏目雅子と、若かりし辰ちゃんが確認できます。

 

それでは次回は、7月13日(日)に更新します。