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harutanaoki's blog

シンガポール在住 春田直樹の日記

NHKスペシャル「"世界最強"伝説 ラスベガス 世紀の一戦」

皆さんこんにちは。

今日からまた、ブログを始めてみたいと思います。

やっぱ細々とで良いから、書いたりするの好きみたいです。

 

さて以前のブログは、ライブ活動の「告知の場」であり、

その目的も、より多くの方にライブに来て頂くため、

とはっきりしておりました。

 

それに対してここでは、そういった目的を持たず、

個人的な日記のように、書きたいことを自由気侭に

書いていきたいと思います。

 

「特に目的を持たないブログを、気が向いた時に書く。」

 

1年前ぐらいまでの自分なら

「そんなヌルイことしてても意味ないやろ。

それで何をしたいかが大事や。」

みたいなことを思ってたと思います。

 

しかし不思議なもんで、

今の自分には、これがちょうど良いように感じています。

フィット感、あるわけです。

サイズの合ったスニーカー履く感じなわけです。

書いてるのが楽しいんやから、その先の目的は必要ないってことで、

とりあえず良いんじゃないかと思ってます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そんなわけで、今日は、今月頭にNHKで放送された、

「"世界最強"伝説 ラスベガス 世紀の一戦」を観たんですけども、

いやー予想以上におもろかった!

ドキュメンタリーとして、エンターテイメントとして、

なんかよく出来てる!!

 

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久々にウルッときましたよ・・・

ここ最近、テレビでも映画でも音楽でも小説でも、

ウルッときたことは無かったんですが、

きましたね、これは。。。

 

フィリピン出身の天才ボクサー、マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)

にまつわるお話です。

 ご存知の方も多いかと思いますが、 

彼は6階級制覇を成し遂げた史上2人目のボクサーであり、

アリ、タイソンに並んで歴史に残る、天才中の天才ボクサーです。

 

そして巨額のファイトマネーを手にしつつ(今回は1試合20億円!)、

貧しい故郷、ミンダナオ島の発展に資金とエネルギーを注ぐ、

フィリピンの国民的英雄でもあります。

 

いつか白黒映像で、力道山の試合に熱狂する戦後の日本人の姿を

観たことがありました。

フィリピンにおける彼の試合の視聴率は、

時に60%を超えることもあったというのですから、まさにその状況です。

ガチの”国民的英雄”なのです。

国民的美少女”といった売り文句とは質が違うのです。

ガチなのです。

 

 

しかしそんな彼にも、ついに転機がやってきました。

昨年12月、ついにマットに沈むのです。

年齢の問題もあり、ピークを過ぎたとは言われていたものの、

 あそこまでの派手なKO劇を、誰が予想できたでしょう。

  

試合の映像は、この番組の中でも流れます。

フィリピン国民と彼とのつながり、

さらにはその背景を見させられた後に、です。

 

「やめてくれ~。負けんといてくれ~・・。」

という願いのような気持ちが、自然と込み上げてきました。

映像は何度も見たし、結果も知っているがゆえに、切ないのです。

 

彼はもはや1人のボクサーではなく、

国民の期待を一身に背負った英雄。

時間にしてたったの20分。

一瞬で決まったその勝ち負けは、技術論を超えて、ひたすら重い。

 

 

 

失意を胸に帰国の途に就くパッキャオ。

国民の期待に応えられなかった無念。

 

そんな彼を迎える国民の反応はいかに・・・

 

 

 

彼はボクシングを、「闘鶏と同じようなものだ。」と語ります。

闘鶏とは、足にナイフを付けさせた軍鶏を戦わせる賭博。

片方が死ぬまで、戦いが終わることはない。

観客はどちらかに金を賭け、

その勝敗の行方に一喜一憂し、我を忘れる。

 

彼が国民的英雄であることは紛れも無い事実です。

しかしその反面、彼は人々を熱狂させ、その憂さを晴らすために

命のやり取りをする、哀れな一羽の鶏に過ぎないのかも知れません。

 

 

国民的英雄と、傷付いた一羽の軍鶏。

ラスベガスと、ミンダナオ。

富める者と、貧しい者。

勝つ者と、負ける者。

持てる者と、持たざる者・・・。

 

 

哀しいまでに極端な対比が織り成すドラマは、

実に見応えのあるものでした。

 

皆さんも、是非お時間あったらご覧になってみて下さい。

 

そんな感じで今日は終わり!

ではでは~